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自転車成分多めの日常を記録するblogです

リカーシブル

読了。

帯に「ボトルネックの感動ふたたび」とあるので、
どんなに後味が悪いか恐ろしくも楽しみだったのだけど、
そこまで後味が悪いものでもなかった。


種明かしされてみると「なーんだ」と思うような謎だけど、
分かるまでは非常に不気味というか、
読んでいてなぜか不安が募る文章だったりする。
淡々と書かれていて、するすると読めるんだけど。


文章は主人公である中学一年生の女の子視点で、
女性はこのぐらいの年でもこんなことが出来るんだなと関心すると同時に、
他の人の視点からこの話を見たら、だいぶ印象が変わった話になるんだろうなと。