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自転車成分多めの日常を記録するblogです

スズキ アルトF

webで情報だけ調べていても仕方がないので、実際に試乗に行ってきた。


乗ったのは、スズキのアルトF、5AGSバージョンである。
本当は5MTバージョンに乗りたかったのだけど、どこを探しても試乗車がない。
ただ今回は、車内の広さとハンドル操作感、静粛性を確認したかったので、良しとする。
楽しさにおいて、MTがAT(厳密に言うと違うけど)に劣るわけはないし。
あと、ロボタイズドMTであるAGS(オートギアシフト)を試してみたかったということもあり、
むしろ「AGS来いよ!」という感じでもあった。


免許証を見せた後、店員(おっさん)を助手席に乗せて試乗へ。


座席の位置は少し高め。
シートフリフターはもちろんなしなので、高身長だと見下ろす感じになる。
185cmを超えると、かなり厳しくなると思う(私(182cm)が短髪にして髪を立てると、天井に
髪がつくかもというぐらい。)
まぁ、シートは手持ちのレカロにすれば良いし・・・
アクセル、ブレーキに足を合わせて、背もたれを姿勢の良い位置まで起こすと、
ハンドルが調度良いポジションに来るのは好印象。


走り始めは、ギアチェンジの度に空走感が強く、違和感がある。
しかし店員の「ギアチェンジをしようと思ったときに、アクセルを緩めてください」という
アドバイスに従ってみると、簡単に、思い通りにシフトアップができるようになった。
おそらくMTに乗ったことがある人は、5分も走れば思い通りに操れるようになるだろう。
ただ、スタート時に速度が乗りにくく、右折時にひやひやすることが多かった。
しかしながら、これも慣れで解決できるような気もした。


走行性能としては、
おっさん2人を乗せたにしては良く走る印象。やはり車重の軽さが効いているのだろう。
市街地を走る分には、R1typeSと大きく変わらない動力性能を感じた。
ただし、60km/hぐらいでエンジン音がそこそこしてたので、
やはり高速道路は厳しそう。
一方、エンジン音に比べてタイヤノイズはR1typeSよりも少なく、
荒れた道などは快適に走れると思われる。



車載状況の確認。乗せたのはStridaを折り畳んだもの(車載の許可は取っている)。
写真の通り、後部座席をたためば、Stridaくらいだったら軽々と積める。
ロードバイクは試せなかったが(本当は試したかったが、心情的に難しいだろう。汚れるし)、
前後ホイールを取り外せば、おそらく入ると思われる。
R1みたいに助手席が前側にフルフラット形式で倒せると、もっと使い勝手が良くなると思うが、
その機能はなし。
ハスラーワゴンRにはあると聞き心がゆれたが、
動力性能に限りのある軽自動車だったら、軽いのがいいんだよなぁ。



R1と並べた図。

R1と前後長さはあまり変わらず。ただし後ろ側が直角に近いぐらい立っているので、
荷室は広い。
あと、R1はバックドアを開けた際に、荷室とボディ後部に段差ができないように
荷室が上がっているので、より狭くなっている。荷物の積み下ろしがしやすいという利点もあるけど。



試乗した感想としては、R1からの乗り換えとしては少し厳しいといったところ。
自分を含めて2人乗車で高速道路に乗っても、多少の余裕(静粛性、動力性能)
は欲しいと感じているのと(いい年だし、気合でカバーもきつい)、
アルトに自転車を積む場合、なんだかんだ言って、
やはりキャリアを使用することになりそうというところが、その理由。
キャリアがあると車が洗いにくいし、キャリアから水が垂れて、ボディ上部が汚れやすいんだよね。



ただ、80万円程度でこのクラスの自動車が手に入れられるというのはやはり驚く。
維持費も安いし、足ぐるまとして使うなら最高の1台だと思う。