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自転車成分多めの日常を記録するblogです

Performer F-FWD買いました

この人、いったい何台自転車を持てば気が済むのだろうか・・・


買ってしまいました、F-FWD。
一般の人どころか、自転車好きにも恐らくほとんど知られていないだろう車種。
何たって、リカンベントだからね・・・




外観はこんな感じ。

特徴は・・・・・・普通の自転車とあまりにも違うから、何が特徴か迷うが、
ミッドシップエンジン(人間)フロントドライブ
・座る位置的にはミッドレーサー(高くもなく低くもなく)
・アルミフレーム
・20インチ(451)ホイール
・折りたたみ式
と言った所。
折りたたみ式という所が購入理由のほぼ大半を占める。
それって、自転車としてどうなの?



ところでリカンベント、実は以前所有していたことがある。
そのリカンベントは色々あってほとんど乗らずに手放したので、
今回何故、異なる車種とはいえ再度リカンベントを手にしたかと言うと・・・・・・
良くわからん。


現在山あいに住んでて登りが多いことを考えると
そもそもリカンベントは候補には挙がらないのだが・・・・・・。



1日200kmも300kmも自転車で走ってるとお尻やら手やらが痛くなる。
特に私の場合お尻は、出来物が出来やすい体質なのか、
100kmを超えた辺りで何らかの異変が出始めて、
体力とは別のファクターでツーリングを続けるのが困難に(というか嫌に)なる。
私は自転車に乗るといっても、レースなどで他人とタイムを競うというよりは、
風を感じながら風景を楽しみたいというタイプなので、
長距離を走れないというのは趣味として致命的な欠陥を抱えていると言わざるを得ない。



体の痛みは乗りこむことで筋肉を鍛えたり、ポジションを見直すことで
克服するのが王道で正解だと思うが、10年弱ロングライド(100km以上と定義)をしてきて、
あまり改善しないので、別ルートで解決を試みるのもありかな、と。


リカンベントは車体を見るとわかるように、
大きなシート(FRPの土台に厚いスポンジシート)に寝そべって漕ぐことから、
体重がお尻〜背中〜肩にかけて分散される為、
長時間の走行でも圧力がかかる故の痛みは出にくい(とのこと)。
また、寝た姿勢の為空気抵抗も少なく、平地での向かい風には強い
その代わりに、
・体重がペダルに乗せられないので(立ち漕ぎも出来ない)、登りが苦手
・抜重が出来ないので路面の段差が苦手
・機敏な動きが取りにくく、小回りも利かない
・車体が大柄になり、可搬性に欠ける
と、道路が狭く登り下りの多い日本には
あまり向かない車種ということが分かる。



「だったら走りやすい道だけ選べば良いよね」ということで、
今回折りたたみモデルを選んだ次第。
走りやすいところまで車や電車で運べば良いのである
(長距離走ったら、絶対走りにくい道を通るゾ)。



シェイクダウンで30km程走った感想としては、
・登り坂はやっぱりきつい・・・・・・(軽いギアがない)
・速度が落ちるとかなりふらつく。というか、
 速度が乗っててもふらつくので、下りも怖い。
 あと、ヘッドレストに頭を乗せると余計にふらつく。
・小径+アルミフレームの為か、路面の振動が体にダイレクトに伝わる。
・予想通り体は楽。足と心肺だけが疲れるのが不思議な感じ。
 でも、前を向こうと思ってくびが疲れる(ロードとは逆方向)のと、
 腹筋をかなり使う。次の日筋肉痛。
といった所。
以前リカンベントに乗ってたから開始30秒で乗れるようにはなったけど、
想像よりもかなりふらつくので、これで幹線道路を走る気にはならない。
体が痛くならないのは良いけど(予想していた通り)欠点も多く、
リカンベントが普及しなかったのも、うなづける。
というか、普通の自転車って乗りやすいんだなぁ・・・・・・と。


あと、乗ってると凄く目立つ(恐らく悪いほうに)。
シェイクダウン時にすれ違った小学生男子に、
「すげぇ・・・・・・」と呟かれた。



これは、いろいろと慣れるまで修行が必要だな。










ちなみに自転車が1台増えたので、バイク(CRF250L)を手放しました。
今考えると維持費もそんなに掛からないし(トータルでは自転車よりもかからないかも・・・)、
手放す必要は無かったかもしれないけどね。
これからはカブ110でツーリングだな。