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自転車成分多めの日常を記録するblogです

デミオ15MBのブレーキパッドを交換してみた

 

ブレーキパッドの交換、本当はディーラーに頼みたかったのだけど、なかなか予定が合わず(先々の予定を決められず、1週間前ぐらいに予約を入れようとして「空いてないです」といわれたのを数度繰り返し)、また、カーショップ(イエローハットとかオートバックス)に何店か行ったところ「部品の在庫がないです」と。そんなに変わった自動車なのだろうか・・・

そんなわけで「それなら自分で交換してみよう」と思った次第。

備忘録の為に書き残しておこう。

 

 

あらかじめブレーキパッドと「ウマ」をアマゾンで購入。運よく(悪く?)午後から雨の休日が出来たので、交換に踏み切る。

ちなみに、このサイトさんを参考にしました。ありがとうございます。

それと、素人作業なので、以下の作業は妥当性を認識できる人のみ参考にしてください。(ツイッターで指摘も入っていますので・・・)

 

作業の流れとしては、

ブレーキオイルの量を確認する→ジャッキで車体を上げる→ホイールを取り外す→ブレーキキャリパーを開ける→ピストンを奥まで押し込む→元々ついているブレーキパッドを取り外す→パッドシムを洗浄する→新しいパッドをヤスリで荒らす→グリスを塗りながらパッドシムをパッドに取り付ける→パッドをキャリパーに取り付ける→キャリパーを閉じる→ホイールを取り付ける。といったもの。

何となく作業のイメージは沸くものの、15MBの交換作業方法がネットの海に載ってないので一抹の不安を抱きながら作業開始。

 

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まずはボンネットを開けてブレーキオイルの量を確認する。写真の左上の方にある白っぽい容器がブレーキオイルタンク。

 

 

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現在パッドが減っている=ピストンが前方に移動している、なので、ブレーキオイルはMAXよりも下に下がっているはず(オイルを補充していなければ)。パッドを交換する際にピストンが後ろに下がるのでオイルもタンクの上部に上がる。なので、この状態でMAXならば、オイルを少し吸いだして除去しなければならない。

現在オイル量はMAXとMINの中間辺りなので、とりあえず片方だけ交換してみて様子を見て、MAXラインを超えるようだったら吸い出すようにしよう。

 

 

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ジャッキアップしてタイヤを外し「さぁウマをかけよう」と思ったが、そういえばウマってどこにかけたら良いのだろうか・・・

調べたところ、フロント側は左右中央の前後方向は少し後ろ側らしい。つまり片側だけジャッキアップしてもウマをかけるのは難しい。危険を伴うがウマは諦め、挟まれ防止に外したタイヤを敷く。ちなみに後輪は輪留めをするべきで、今回は駐車場の縁石を輪留め代わりにしている。

 

 

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ブレーキキャリパーの下側奥のボルトを外す。ボックスレンチだと舐めづらくて安心。

キャリパーを開ける前にブレーキホースの取り付けを緩めておきたかったのだけど、ボルトなどが見当たらなかったのでキャリパーをグイッと開ける。開ける際にホースが引っ張られて負担がかかりそうで、あまりやりたくない作業

 

 

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プライヤーを当ててる部分がピストン。錆びてる・・・

ピストンを清掃した後、傷防止の為ウエスを当ててプレイヤーで後方に押し込む。

 

 

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どのくらいの力を入れて押し込めばよいか分からずびくびく。結構力を入れた記憶がある。ちなみに専用品もあるので、きちんとした整備をしたい人は買った方が良いと思う。3000円ぐらいで買えるみたいだし。

 

(STRAIGHT/ストレート) ディスクブレーキセパレーター 19-414

(STRAIGHT/ストレート) ディスクブレーキセパレーター 19-414

 

 

 

 

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ブレーキパッドを取り外して、新しいパッドと並べる。

「ブレーキパッドを取り外して」と簡単に書いているがこれが結構難儀で、横方向に力を加えれば外れるのだが、いろいろ引っかかったりしてなかなか外せない。まぁ、つける方はその数倍大変だったわけだけど。。。

 

 

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パッドにはシムが取り付けてあるので(ピストン→シム→パッドの順に力が加わる)、元々のパッドからシムを取り外しブレーキクリーナーで洗浄する。でも汚れが焼きついていて、完全には取れませんな。

 

 

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新しいパッドのブレーキ面をヤスリ(今回は#100)で荒らす。取り付け直後のなじみをよくするためらしいが、効果はどうだろう?はじめから結構荒れてたし。

 

 

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パッドとシムの間にグリスを薄く塗る。パッドグリスという専用品があるらしいが、今回はパークツールのポリ-ウレアベースのグリスを塗る。ちなみにブレーキの鳴き防止の為に塗るらしいが、検索したところ「絶対必要」と言う人から「専用のグリスじゃなくても大丈夫」とか「塗らなくても実用上問題ない」と言う人までいて、何が正解かはよく分からない。ピストンの力をシムを介してパッドに伝達すると言う意味で、シムとパッド間のわずかなずれをスムーズにするのにグリスが必要な気もするが、その場合はパッドとシム間にも必要な気もする(通常は塗らないらしい)。ちなみに15MBのブレーキは片押しなんだけど、ピストンと反対側にもシムがあって、そっちにも塗ったけど、そっち側はシムの外側にも塗るべきだよね、たぶん。しばらく走ってみて一度開けて見た方がよさそう。

 

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シムをもう一枚取り付けて、いざキャリパーにインストール。

 

 

 

 

。。。。。。入らないんだなぁこれが。

私の腕によるものなのか、新しいパッドの厚みがある為なのか、はたまた差し込む部分のサイズ公差によるものなのか、古いパッドの出し入れは出来るのに、新しいパッドが入らない。知恵の輪を攻略するような感じで上を先に差し込んだり下を差し込んだり、はたまた横方向にずらしてから一気に入れたりと、いろいろと試してようやく挿入成功。この作業に一番時間がかかった気がする。でも、右側で慣れたのか、左側はそんなに苦労しなかったけど。

 

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取り付け時、パッドやシムに傷がついてしまった。

 

 

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キャリパーを閉め、下側のボルトを取り付けて右側の作業は終了。

ホイールを取り付けて、後輪も同様に作業を行う。

 

 

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心配してたブレーキオイルは、MAXラインまで上昇。

 

 

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数回ブレーキペダルを踏み踏みしたところピストンが少し押し込まれ、MAXより少し下がった。これなら許容範囲内でしょう。

 

 

取付け後、駐車場を走ってみてブレーキが効くことを確認。

作業自体はそこまで複雑ではないかもしれないけど、コツが必要なのと、何より安心感を得る為にプロに任せた方が良いと感じた。

近々車検だし、その時に見て貰おう。