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自転車成分多めの日常を記録するblogです

新幹線輪行の最適解とは?

新幹線輪行ができなくなる?

先日、東海道、山陽、九州新幹線において、特大荷物持込が予約制になるというニュースが流れた。

https://blogos.com/article/401146/

↑例えばこの記事。

この記事では、「スポーツ用品などには別のルールを設ける」とのことだが、持込自転車がスポーツ用品と定義されるかは。。。どうだろうか。

その為、ここでは持込自転車にも今回の予約制が適用されると仮定して思考実験をする。

 

自転車乗りが気になるのは、新幹線輪行が不可になるのかどうかということ。

ニュースによると、荷物の3辺の合計が160cm以内までは予約不要。160cm~250cmまでは予約が必要(予約していない場合、1000円の持ち込み料金がかかる)、250cm以上は持ち込み不可(これは以前から)とのこと。

 

輪行サイズはフレームサイズによって異なると思うけど、例えば有名な輪行袋であるオーストリッチのSL-100のサイズは、95×110×25(cm)の計230cmで、予約をすればOK。めでたしめでたし。

。。。で良いのだろうか。

 

輪行時には最後部座席の後ろを荷物置き場として使うことが多いのだが、実際にロードバイクを置いてみると、隣の座席部分まではみ出てしまうことが多い。これまではお目こぼしを貰いながら置かせてもらったけど、予約制になるとそうも行かないこともある。

ちなみに新幹線の座席幅は44cmらしい。

https://jr-shinkansen.net/reserved.html

座席幅=荷物を置ける有効幅なのかは不明だが、45cm程度と考えておけば良いだろう。

 

ロードバイクが駄目なら、携帯に便利な折り畳み自転車ならいいじゃん!ということで(前置きが長い)、新幹線輪行に最適な折りたたみ自転車を調べてみることにする。

 

最適な折りたたみ自転車を調べよう

メジャー(?)な折りたたみ自転車の情報を下記に記す

車種 W(幅) H(高さ) D(奥行) 3辺の合計 タイヤ径 変速 重量(kg) 価格(万円)
Birdy classic 72 62 33 167 18HE 外装8段 10.8 14.5
tern verge P10 80 74 38 192 20WO 外装10段 11.7 13.9
tern BYB P8 51 81 33 165 20HE 外装8段 14.3 13.8
ダホン K3 65 59 28 152 14HE 外装3段 7.8 8.2
ダホン Dove Plus 62 56 30 148 14HE シングル 6.9 7.6
ブロンプトン M3L 60 58 30 148 16WO 内装3段 11.5 18
CARACLE-S rev.3
スポーツ
47 65 33 145 20HE 外装9段 9.7 14.5
OX BIKE PECO 70 101.5 26.7 198.2 12HE 内装4段 12.2 16.8
STRiDA LT 72 113 36 221 16WO シングル 10.6 8.5
Carry Me 32 91 25 148 8 シングル 8.6 8.9
5LINKS2 165 40 102 34 176 16HE 内装5段 10.3 11.3
A-bike city 41 69.5 21.5 132 8 シングル 6.7 6.8


 5LINKSが一番良さげな・・・?

ちなみに重要なのは一番左の列の「W(幅)」の値。ここが45を超えると結構厳しくなってくる。表の上から順に見ていく。なお、画像は公式webサイトからお借りしています。

 

 

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スポーツ折りたたみ自転車として有名なBirdyは、予想通り×。

 

 

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個人的に欲しくなっているtern vergeも×。どちらも走行性能にパラメータ振ってるからね。仕方ないね。

 

 

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今年度の新作のBYBは。。。あ、これ無理すれば行けるかも。値段と重量のバランスが取れてないと思ってたけど、こんな所で魅力を感じるとは。

 

走行性能と折りたたみサイズは両立難しい、ということで最近話題の14inch車を見てみるが、

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ダホンのK3、Dove Plusともに×。

 

 

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折りたたみサイズに定評のあるブロンプトンも×、3辺の合計は小さいので、上に張り出さないのはいいんだけど、今回の条件だと厳しい。

そういえば展示会で見たなぁ。。。と思い出したCARACLE。

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いろいろモデルがあるけど一番小さいものを選んでみたら幅47cm。ちょっとはみ出るけどこれはいけそうですねぇ。3辺の合計も小さい。

 

ここまで調べてみて分かったのは、

・横折り式はだめ

・幅を広げられない分、高さ方向に伸ばせばよい

ということ。

 

ということで縦型のOX PECOとSTRiDAを見てみるが。。。

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PECOはタイヤを重ねないから仕方ないが、

 

 

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STRiDAは、何でこんなに幅があるんだろう。でも、STRiDAは楽しい自転車ですよ(謎の擁護)。

 

 

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そんなわけでやっぱりCarry Meが一番という結論に至りました。ロングライドに向いているという話も聞くし(絶対嘘だゾ)

個人的には公道を快適に走るにあたり、タイヤサイズは12inch以上は必須と思う(異論は認める)。

 

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そういう観点で探して出てきたのが5LINKS2。幅45cm以下、価格と重量のバランスも取れてるし、これがNo.1だな!

 

 

ただ、ここまでやってきたけど冷静に考えた場合、新幹線で輪行するということは、走りやすい場所までわざわざ行って、可能な限りスポーツ走行を楽しむという状況なわけで、走行性能にパラメータを振ってない折りたたみ自転車をわざわざ輪行する価値があるのか、という疑問も出てくるのだが・・・

 

結論

新幹線輪行に最適な車種は5LINKS2