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自転車成分多めの日常を記録するblogです

irukaに乗ってきた

新感覚の折りたたみ自転車?

irukaをご存じだろうか、もちろん哺乳類じゃない方の。

↓こんな折りたたみ自転車である。

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(公式webサイトhttps://www.iruka.tokyo/より引用)

 

事前に得ていた情報は、自転車とは関係無い業種の人が通勤に使っていた折りたたみ自転車に満足できず、自分で好みの自転車を作り上げた、というもの。

市販の自転車を改造するレベルでも凄いと思うけど、それを市販まで持っていくなんて。。。なかなか出来るもんではないよね。

 

発売は今年の5月末で、試乗した人の感想を聞くと、まぁ賛否両論。いつか機会があったら乗ってみたいなぁと思っていた。

以前グリーンサイクルステーション横浜に行ったときに、irukaがあることは知っていたんだけど、諸々の都合で試乗はできず。

 

で本日、Twitterをさまよっていると、グリーンサイクルステーション横浜でirukaの試乗会&パーツお披露目会をやるとの情報を得た。たまたま今日みなとみらいに行くんだよなぁ…ということで、寄ってみることにしたのだ。

 

お店に行くと店頭でお客さんがirukaの創業者らしき人から話を聞いている場面に遭遇。お客さんが試乗に行ったので、創業者に声をかけ、いろいろと話を聞いた。感想としては、はっきりとした設計思想があって実際に製造して目標を達成しているけど、機械の設計としてはピーキーになっているかもしれない、というもの。例えば、個性的な造形(フレームのスリット)は折りたたみサイズの低さを実現してるんだけど、その為にBB軸が長くなり(Qファクターが広くなり)、またチェーンラインもシビアになっている(内装変速は街乗りを主と考える設計思想によるものだけど、むしろチェーンラインの関係上、外装変速では問題が出る)など。

ただ、なんだかんだ言って乗ってみないとわからないということで、試乗をさせてもらった。

 

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私の身長(182cm)に合わせた状態。シートピラーは上限まで上げたけど、あと少し上げたいところ。乗った時の姿勢はクロスバイク的な感じでリラックスできる。

 

走った感想は、街乗りの低速域という条件下ではあるが

・ハンドルも含めてフレーム周りはしっかりしていてよれる感じはしない

・ただし、前輪が片持ちの為か、ダンシングで力をかけると、少し違和感(曲がっていく感じ?)がする

・Qファクターの広さは特に気にならない

アルフィーネの変速はスムーズでかつサイレントクラッチの為音がしなくて快適。小径車の回転数が高いゆえの「チリチリ音」は結構ストレスなので

・フレームはしっかりしているが、段差等での乗り心地は良い。サスペンションが効いているのか、タイヤが良い(シュワルベコジャック)のか

といったところで、結構好印象。前回のtyrell IVE SPORTSもそうだったけど、18inchホイールって結構良いのかも。

フロント部は折りたたみ箇所が2箇所(ステム、フォーク)あるにも関わらず、よれる感じが少ないのは、固定がヒンジ部のクランプだけでなくパイプ同士の嵌めあいも利用しているからとのこと。理論的にもヒンジだけよりは荷重に耐えられそうな気はする。

 

うーん、これは結構良い自転車だなぁ。欲しくなってきた。

所有するに関して個人的な欠点と思う点は、コンポの交換時に制約が多いこと。フレーム部に専用設計部品が多いのだが、小規模なメーカーなので供給が問題なく行えるか不安なこと。などだろうか。

でも逆に、珍しい自転車を持っているという優越感(?)は味わえそうだし、所有欲も満たせると思う。

 

あと、荷物を運ぶのに便利なアクセサリも開発しているようで、今回はiru Catchなるハンドルに鞄をひっかけるアタッチメントがついていた。

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バックパックをひっかけるとこんな感じ。

 

 

魅力的な自転車が増えるのは良いことだなぁ。