今回はハンドルとサドルを替えてみた。
birdyのカスタムの方針は「長時間ストレス少なく舗装道路を走る」というもの。ノーマルの状態で走ってみて気になったのはハンドルとサドル。
ハンドルは、これまでドロップハンドルに慣れていたので(特に前傾ポジションの時)、フラットハンドルでは腕、手首の角度に違和感があるというもの。
サドルは細すぎてお尻に食い込む、というものである。
ハンドルはドロップハンドルにすれば良い、気がするのだが、ドロップハンドルは現在クレイジーシープ コリデールにつけており、ポジション確認の為だけにbirdyに付け替えるのも億劫である。戻す可能性もあるので。
そんなことを考えながら部屋を片付けていたら、丁度良さそうなハンドルが出てきた。
Velo orangeのPorteur(ポーター)ハンドルである。
以前↑の本を読んで、「前傾じゃない方が結果として楽に長く乗れるということがあるかもしれない。ただ、手首の角度は90°の方が良いな」と考えて買ったハンドルである。おそらくBromptonにつけようと思って買ったのだと思う。結局付けなかったけど。
ちなみに、Bromptonにカーブしたハンドルを付けた例として、
BlUE LUGさんのスタッフバイクが参考になると思う。
さすがプロだけあってすっきり自然に取り付けてある。
ドロップハンドルと違いポーターハンドルならば、ブレーキ、シフター、グリップはノーマルの物が使えるので気軽にポジションが試せる。それと、購入時にbirdy R用のステムに変更することでハンドルポジションを前方にシフトさせてるので、ハンドルで手前に引くと良いのではないかという考えもあった。
取り付けてみた。グリップが長いので、ブレーキ、シフターはかなり奥に位置している。
上から見た図。ブレーキに干渉する為に、シフターはかなり奥側に取り付けている。ただし、シフト操作は問題ないようだ。
なお、ポーターハンドルのクランプ径はφ25.4mm。birdy Rステムのクランプ径はφ31.8mmなので、シムを介して固定した。
アマゾンで約600円だった。
ちなみに、ドロップハンドルではなくポーターハンドルを使う利点として折りたたみサイズを小さくできる可能性がある、ということがある。ちなみに折りたたんだ姿が以下である。
ハンドル右部が車体を避けており、左部がスポーク間に入っている。これがもしドロップハンドルだと、ステムの前方にハンドルの湾曲部、シフターが張り出し、折りたたみサイズがかなり大きくなってしまうし、持ちにくくなってしまうだろう。
次にサドル交換。
ロングライド界隈で有名な「ふぃりっぷさん」
が、以前お勧めしていた(はずの)サドル。肉厚でお尻が痛くならなさそうだし、そんなに高くないしで買っておいた。
純正と比べるとかなり幅広く、肉厚。個人的には、サドル後部の幅はこれぐらい欲しいけど、先端部はもう少し幅狭いと良いな。内股が擦れるので。
夜中に試走してきた。
ポーターハンドルはかなり良い。手首の角度はちょうど良いし、持つ部分の前後長さに余裕があるので、リラックスポジションからある程度の前傾姿勢まで変えられる。
ドロップハンドルの場合、リラックスポジションになるとストレート部分を持つことになり、手首が腕と角度90°になってしまうのだが、ポーターハンドルならばそんなことはない。これは是非ロングライドで試したい。
サドルは乗り始めは適度なクッション性と幅広いサドルで調子よかったのだが、1時間くらい乗っていたらやはり内股が擦れてきた。でも、これは慣れるレベルかもしれない。
乗ってて気になったのは、ダンシングした時のフロント部のずれとタイヤの路面抵抗。
フロント部をダンシング時に左右方向に振ると、「ガクッ、ガクッ」となるのが結構気になる。おそらくサスペンション部がずれている為だと思われ、解決策としては「加茂屋」さんのサスペンションに替えて、サスペンション自体に横方向の剛性を受け持ってもらうことだと思われる。
↑これ。そのうち買いたい。
タイヤについてはスリックタイヤに替えることで解決できると思うが、太くて軽いスリックタイヤがないのが悩ましい。細くて軽いタイヤならあるが、路面の衝撃を吸収する為にある程度太い方が良いし、細くて良いとなると20インチ(406)へ変更の誘惑が出てきてしまう。
シュワルベのビリーボンカーズあたりが妥当だろうか。
スリックではないものの、18×2.0と太めな割りに300gと比較的軽量。ブラックジャックは18×1.9で425gなので、ビリーボンカーズに替えると前後で250g程度軽くなる。果たして私に違いがわかるだろうか。