前回のおさらい・・・チェーンの下部とフロントディレイラー(FD)が触れてしまう、クレイジーシープのコリデール。問題を解消しないとFDが取り付けられない。
↑この状態。
そもそも、700Cでは問題なく使用できる、クランクとスプロケットとFDの組み合わせ。何故ミニベロではNGになってしまうのだろうか。
一言で言うと、ホイール径が小さいから。
拙い絵だが、図で示すと以下のようになる。
700Cのロードバイクを基準に設計されているコンポーネントなので仕方ないとは言え、ミニベロというだけで苦労するとは思わなかった。。。
ちなみに、シートチューブの角度を半時計周り向きに傾ければ改善すると思われるが、それだとフレームのジオメトリがかなり狂うことになるので実質不可。
それじゃあミニベロにはFDは取り付けられないの?取り付けているものもあるよね?と思って調べてみると、主に2つの方法で解決しているようだ。
以下説明(またまた拙い絵)
右側の例としては、ラレーのRSWなどが挙げられる
↓のような感じ。http://www.raleigh.jp/rsc.html
これならば、普通にバンド式のFDをつければ良いので、部品のアップグレードも問題ない。シートチューブの後ろ側のサブチューブは、メーカーの良心とも言えよう(ラレーはコスパも高いし、良心に溢れたメーカーだ)。
サブチューブの問題としては、後付けが出来ないということ。サブチューブがない場合必然的に、上図の左側のようにアダプタをかませるなどして、直付けFDの角度を反時計回りに回転させる必要がある。
組み合わせの一例としては、
「直付式FD→バンド式への変換バンド」+「角度調整シム」+「直付式FD本体」だろう。
実際に動くかはわからないが、↑のような組み合わせ。
なお、 「直付式FD→バンド式への変換バンド」でFDを取り付ける部分に角度がついているものもあるようで、こちらにFDをつけるだけでも大丈夫かもしれない。
いずれを採用するにしてもバンド径やFDの角度などにおいて、現物合わせや金属加工が必要になる可能性があり、ポン付けはできないと思っておいた方が良いだろう。
FDは自前で持っていたので、バンドと角度調整シムを購入。上手くいきますように・・・