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自転車成分多めの日常を記録するblogです

Birdyはどのモデルを選んだらよいのか その3.5 (内装変速について)

今回は横道にそれて内装変速について。

 

前回Rohloffモデルについての記事で書いたけど、折りたたみ小径車であるBirdyに内装変速という選択肢は非常に良いと思う。ただし、価格がネックになる。

価格がネックになるならば、コスパに優れる日本のシマノならばどうだろう?
シマノにはAlfineという、スポーツ的にも使える(競技に使えるレベルではないだろうけど)コンポがある。実際過去にBD-1にはAlfine搭載モデルが限定発売しており、好評だったようだ。

Alfineには8速モデルと11速モデルがある。それぞれをBirdy standardにつけた場合のクランク1回転当たりで進む距離を、ロードバイク、Rofloffモデルと比較してみる。

車種 チェーンホイール スプロケット タイヤサイズ ギア比大時のクランク1回転で進む距離(mm) ギア比小時のクランク1回転で進む距離(mm)
ロードバイク 50-34 12-30 700×25 8770 2385
Birdy Rohloff 52 14 18×1.5 7863 1495
Alfine 11 52 18 18×1.5 8334 2040
Alfine 8 52 16 18×1.5 7033 2295

Alfine11ならば、Rohloffには劣るもののロードバイクよりもギア比が広く、ロングツーリングにも十分使える。Alfine8だって軽いギア側は問題ないので、サイクリングレベルだったら十分に使える。

ちなみにRofloffの「最大ギア/最小ギア」言い換えると倍率は525%、それに比べてAlfine11は約400%、Alfine8は約300%と、うまくばらけている。

なお、Rofloffの内装ハブの重量は約1800g(モデルにより多少異なる)。それに対してAlfine11は1665g、Alfine8は1680gと多少軽い。

 

性能はともかくとして価格はどうなの?ということで、導入時の価格について比較する。

  Alfine 11 Alfine 8 Rohloff
内装ハブ本体 45,000 25,000 170,000
シフトレバー 7,200 3,500 10,000
取付用小物一式 2,000 2,200 ?
スプロケット 1,200 1,200 4,400
チェーンテンショナー 2,500 2,500 9,570
チェーン 2,300 2,300 2,300
ブレーキローター 4,700 4,700 8,000
ロックリング工具 1,891 1,891 ?
66,791 43,291 204,270

公式価格ではなく通販での価格(市場価格)で、細かいところは異なってくるかもしれないので、雰囲気だけ掴む感じで。なお、実際には上記にリム、スポーク、ニップル、工賃も入って+15,000円くらいかかるイメージ。

やはり内装ハブの値段が大きく異なる。トータルでRohloffとAlfineだと、15万円くらい差がある。Alfineの11と8だと約2万円差。せっかく新しくホイールを組むなら、2万円差は許容できるレベルかな・・・?

 

なお、「和田サイクル」さんのBirdyカスタムでは、あえてAlfine8を使う場合もあるようだ

blog.livedoor.jp

堅牢性などを考慮してAlfine8をあえて選ぶというのもありかもしれない。Alfine11は故障報告もたまに聞くし(大体オイル交換で治るようだけど・・・)

 

結論としては、
Birdy standardにAlfine11ホイールを追加する(計約37万円)、
これもBirdyカスタムの一つの最適解である。ということで。