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自転車成分多めの日常を記録するblogです

Birdyはどのモデルを選んだらよいのか その3.5 (内装変速について)

今回は横道にそれて内装変速について。

 

前回Rohloffモデルについての記事で書いたけど、折りたたみ小径車であるBirdyに内装変速という選択肢は非常に良いと思う。ただし、価格がネックになる。

価格がネックになるならば、コスパに優れる日本のシマノならばどうだろう?
シマノにはAlfineという、スポーツ的にも使える(競技に使えるレベルではないだろうけど)コンポがある。実際過去にBD-1にはAlfine搭載モデルが限定発売しており、好評だったようだ。

Alfineには8速モデルと11速モデルがある。それぞれをBirdy standardにつけた場合のクランク1回転当たりで進む距離を、ロードバイク、Rofloffモデルと比較してみる。

車種 チェーンホイール スプロケット タイヤサイズ ギア比大時のクランク1回転で進む距離(mm) ギア比小時のクランク1回転で進む距離(mm)
ロードバイク 50-34 12-30 700×25 8770 2385
Birdy Rohloff 52 14 18×1.5 7863 1495
Alfine 11 52 18 18×1.5 8334 2040
Alfine 8 52 16 18×1.5 7033 2295

Alfine11ならば、Rohloffには劣るもののロードバイクよりもギア比が広く、ロングツーリングにも十分使える。Alfine8だって軽いギア側は問題ないので、サイクリングレベルだったら十分に使える。

ちなみにRofloffの「最大ギア/最小ギア」言い換えると倍率は525%、それに比べてAlfine11は約400%、Alfine8は約300%と、うまくばらけている。

なお、Rofloffの内装ハブの重量は約1800g(モデルにより多少異なる)。それに対してAlfine11は1665g、Alfine8は1680gと多少軽い。

 

性能はともかくとして価格はどうなの?ということで、導入時の価格について比較する。

  Alfine 11 Alfine 8 Rohloff
内装ハブ本体 45,000 25,000 170,000
シフトレバー 7,200 3,500 10,000
取付用小物一式 2,000 2,200 ?
スプロケット 1,200 1,200 4,400
チェーンテンショナー 2,500 2,500 9,570
チェーン 2,300 2,300 2,300
ブレーキローター 4,700 4,700 8,000
ロックリング工具 1,891 1,891 ?
66,791 43,291 204,270

公式価格ではなく通販での価格(市場価格)で、細かいところは異なってくるかもしれないので、雰囲気だけ掴む感じで。なお、実際には上記にリム、スポーク、ニップル、工賃も入って+15,000円くらいかかるイメージ。

やはり内装ハブの値段が大きく異なる。トータルでRohloffとAlfineだと、15万円くらい差がある。Alfineの11と8だと約2万円差。せっかく新しくホイールを組むなら、2万円差は許容できるレベルかな・・・?

 

なお、「和田サイクル」さんのBirdyカスタムでは、あえてAlfine8を使う場合もあるようだ

blog.livedoor.jp

堅牢性などを考慮してAlfine8をあえて選ぶというのもありかもしれない。Alfine11は故障報告もたまに聞くし(大体オイル交換で治るようだけど・・・)

 

結論としては、
Birdy standardにAlfine11ホイールを追加する(計約37万円)、
これもBirdyカスタムの一つの最適解である。ということで。

Birdyはどのモデルを選んだらよいのか その3(Birdy Rohloffについて)

今回はBirdy Rohloffについて。

Birdy Rohloffはstandardの2.5倍近い価格のモデルであるのだが、一番の変更点はその名前の通りリアハブにRohloffの内装変速機をつけたことになる。

その他に、「BB、クランク周りはGT,Touringと同じ」「ブレーキはRと同じ」という変更点がある。

このRohloffの位置づけは、舗装路ツーリングを目的とした場合のBirdyの完成形の一つ、であると個人的に考えている。

 

内装変速ハブという点ではTouringも同じなのだが、あちらは内装変速3段であるのに比べてこちらは内装変速11段。Touringは外装変速と併用だが、Rohloffは内装変速のみであり、以下の利点がある。
・外装変速機に由来するメカトラブルが少ない
・メンテナンス頻度が低い
・最適なチェーンラインが取れる

はじめ2つは走行に影響を及ぼさないが維持の点で有利だし、メカトラブルが少ないのは長期ツーリングではありがたい。
また、最適なチェーンラインが取れるということは走行時のチェーンの駆動抵抗が少なくなり(Birdy Standardの場合、リアをインナーギアに入れるとチェーンがカリカリなり、「抵抗生まれてるなー」と実感する)、走りが軽くなる。
これにより内装変速ハブ特有の内部抵抗をキャンセルできる効果が期待できる。

 

内装ハブは重いというデメリットもあるが、車体全体の重量を比較すると、
・Standard 10.9kg
・Rohloff 11.0kg
と、Standardモデルに比べて0.1kgしか重くなっていない。(なお、Birdyシリーズで一番軽いのは意外にもGTの10.3kgである。クランク周りが軽いのだろうか?)

 

Rohloffの場合、幅広いギア比も魅力である。

車種 チェーンホイール スプロケット タイヤサイズ ギア比大時のクランク1回転で進む距離(mm) ギア比小時のクランク1回転で進む距離(mm)
ロードバイク 50-34 12-30 700×25 8770 2385
Birdy GT 52 11-32 18×2.0 6680 2296
Birdy Touring 52 11-32 18×2.0 5635 1785
Birdy Rohloff 52 14 18×1.5 7863 1495

Rohloffハブの増速率は約400%。ロードバイクよりも幅広いギア比を有している。

ローマル状態ではギア比が軽い方向に振ってあり、登り坂が多かったり、荷物を積載している状態でのツーリングに適している。チェーンリングを大きくすれば高速方向にも振る事ができる。

 

そんなわけで、メンテが楽で走りもあまり重くならず、ツーリングに最適なモデル。選ばないわけはないよね。。。ということで、ネックは価格。さすがに70万円弱は手を出しにくい。

 

次点の最適解としては、シマノのAlfineを使うとか・・・?

 

 

Birdyはどのモデルを選んだらよいか その2(Birdy Touringについて)

今回はBirdy Touringについて書いてみる。

 

Birdy Touring

 

Birdy Touringの特徴は、何と言ってもリアハブに搭載されている内装3速の変速機であろう。外装変速8段と掛け合わせることで3×8で24段変速になり、10段変速や11段変速と比較しても、細やかなギア比が選べるし、最大ギア比、最小ギア比もそれぞれ大きく、小さく取れる。

なお、外装変速部はシマノのソラで、内装変速部はStarmy Archer(の恐らくCS-RK3だと思われる)である。

その他のパーツ構成の特徴は以下である。
・ブレーキ、クランク、リムなどはGTモデルと同一。
・タイヤは太くて丈夫なビッグアップル

 

乱暴に言ってしまえば、
・Standardをオフロードを含めたツーリング向けに強化したのがGT
・Standardをオンロードツーリング向けに強化したのがTouring

となる。

 

ギア比を大きくとれると何が良いかというと、登り坂では軽いギア比で楽に登れるし、下り坂では足を過剰にくるくる回さなくてもさらに加速できる。
言い換えると、長い距離を楽に早く走ることができるのである。

 

ギア比の高い低いの指標として「クランク1回転でタイヤが何mm進むか」という値がある。値が大きいほど重いギア、値が少ないほど軽いギアとなる。
私が以前乗っていたロードバイクは、チェーンホイールが50×34(コンパクトクランク)、スプロケットが12-30(いわゆる「乙女ギア」でも、もっと軽いギアが欲しい)だったので、それとBirdy GT,Birdy Touringを比較してみる。

車種 チェーンホイール スプロケット タイヤサイズ ギア比大時の
クランク1回転で
進む距離(mm)
ギア比小時の
クランク1回転で
進む距離(mm)
ロードバイク 50-34 12-30 700×25 8770 2385
Birdy GT 52 11-32 18×2.0 6680 2296
Birdy Touring 52 11-30 18×2.0 8906 1842

Birdy GTはロードバイクに比べて軽いギアは同じくらいだが、重いギアが物足りない。
ロードバイクでいうところの50×16Tぐらいのギア比なので、平地を走る分には十分だが、峠の下りで足が空回りすると思う。

一方Birdy Touringは重いギアも軽いギアも、ロードバイクに比べてそれぞれ軽く、重くなっている。これだけ幅広ければツーリングでギア比に不満が出ることはないだろう。

 

なお、自転車に詳しい人ならば、Birdy GTもチェーンホイールを大きく、さらにフロントダブルにすればギア比の問題は解決するのではないか?と疑問を持つと思う。それに対する回答は、「フロントダブル化で軽いギアは解決するが、重いギアは解決しない」である。Birdyの新フレームの特性上、56T以上のチェーンホイールを取り付けると、フレームと干渉するからだ(ただし、ロー側のスプロケットを小さくすれば大丈夫という話もあり)。ちなみに、BD-1では60Tを取り付けられていたらしい。

 

56Tと(一応60T)のチェーンホイールを取り付けた場合のBirdy GTとロードバイクのギア比を比較すると以下のようになる。

車種 チェーンホイール スプロケット タイヤサイズ ギア比大時の
クランク1回転で
進む距離(mm)
ギア比小時の
クランク1回転で
進む距離(mm)
ロードバイク 50-34 12-30 700×25 8770 2385
Birdy GT 56T 56 11-32 18×2.0 7382 2538
Birdy GT 60T 60 11-32 18×2.0 7909 2719

60Tをつけても、コンパクトクランクを取り付けたロードバイク(しかもロー側のスプロケは12T)のトップギアに及ばないし、軽いギアが重くなっていて、登り坂がきつくなってきている。

 

外装変速だけでは重いギアの達成が困難であることを説明したが、軽いギアの方も結構難儀する。
フロントギアをダブルもしくはトリプルにして小さいチェーンホイールをつければ軽いギアを得られるのだが、折り畳み自転車はフレームの折りたたみ機構の関係上、フロントをダブルにするのが困難な場合が多い。
Birdyは幸運にもフロントダブルができるようだが、パーツのクリアランスがシビアで、テクニックがいるとのことだ。

 

上記のような理由で、外装変速に内装変速を加えたBirdy Touringはその名の通りツーリングに適したモデルなのだが、内装変速にはメリットだけでなくデメリットもある。それは、「内装ハブの内部抵抗の大きさ」と「内装ハブ自体の重量」である。

どちらも走行性能の低下に繋がる要素であり、その影響は大きくないとしても長時間の走行では少しの影響が積み重なっていく。この部分は体力でカバーできる問題であり、日本人に比べて体力のある人が多い欧米ではあまり気にされないのか、海外では内装ハブは人気とのこと。私は体力がなく、限りある資源(体力)を有効に活用する為、内装ハブはあまり使いたくない派である。

 

いずれにせよ、Birdyでオンロードのロングツーリングを行いたい人にとって、Birdy Touringは一考の価値があるモデルといえる。

 

birdy カスタマイズ(2)

タイヤをノーマル(シュワルベ ブラックジャック)からシュワルベ ビリーボンカーズに変更。サイドのくすんだ茶色により、いかつくなった。

 

ビリーボンカーズ。細かなブロックが並んだパターンで、荒れたオンロードも行けそう。birdyを購入したサイクルハウスしぶやさんから購入。

このタイヤ、輸入元のPR internationalのページには載っていない謎の存在。そのサイズとパターンから、子供用BMXのタイヤではないかと予想しているけどどうだろうか。

 

5kmくらい走った感想としては、走った感じはブラックジャックとそんなに違う気はしないけど、走行音は静かになった気がする。ブラックジャック比で約100g/本軽くなったのだけど、街乗りレベルでは大きな差は感じなかった。または私が鈍感なだけか。

2.0という太い幅なので、路面の凹凸をいなしてくれるのは頼もしい。
早くロングライドをして感触を味わいたいな。

 

 

ボトルケージも取り付けた。

birdyを眺めていて、「そういえば、ボトルケージ台座がないな」と思って調べたら、シートチューブ後方に取り付けるアダプターがあることがわかり思わず購入。折りたたみ時に干渉しないのが良い。
ただ、この場所だと走ってる最中にボトルを取れないので、いずれステム周辺にボトルを取り付けることになりそうだ。

らじるらじるで番組を登録する方法について

らじるらじるのアプリがアップデートにより使いにくくなったらしい。

実際に使ってみると、いままで「聞き逃し」で聞いていたラジオ英会話になかなかたどり着くことが出来ない。。。秋乃ろーざさんの美声が聞けない。。。

という市場の声(?)を受けて、らじるらじる側もわかりやすくなるように工夫しているようだ。ちなみに、22/9/7時点で聞きたい番組をブックマークする方法についてスマホのキャプチャー画面を使ってまとめてみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

番組を追加したい場合は上記作業を繰り返せばよい。

これで無事に、ラジオ英会話の冒頭の茶番が聴けるようになった。

 

 

ちなみに現在英語(というかTOEIC)の勉強の為に、中学生の基礎英語レベル2とラジオ英会話を聞いている。ただ、英単語を覚えるのもなかなかおぼつかない状況で、もっと若いうちにやっておけばなぁ。。。と思う。でも、5年後に「もっと若いうちにやっておけばなぁ」と思うだろうし、今やっておいて損はないだろう。

 

Birdyはどのモデルを選んだらよいか その1

Pacific CycleのBirdy

何種類もモデルがあってどれを選んだらよいのだろうと迷うことも多いと思う(私も悩んだ)。そんな人の為に個人的な選び方を書いてみたいと思う。

 

Birdyの現在のラインナップは以下である。
Birdy standard
Birdy Air
Birdy GT
Birdy R
Birdy Touring
Birdy Rohloff
Birdy Classic

この中で後半3つは少し特殊なので、別の機会に取り上げたい。

 

 

Birdy standard

現在のBirdyのまさしくスタンダートモデル。迷ったらこれにすれば良い。

実はBirdyはClassic以外はフレーム自体は共通であり、パーツの差がモデル(価格)の差になる。Birdy自体がかなり高価なので、比較的安価なこれを買ってしばらく乗り、部品が消耗したらそのまま部品を更新するなり、カスタムして変化をつけるのが良いと思う。私はそうしなかったけど。。。

 

 

Birdy Air

実は裏のスタンダードモデル。Birdy standardより安いがフレームは共通なので、これを出発点にするという考え方もある。このモデルの位置づけとしては、名前の通り軽快に走るモデルというものであり、構成がシンプルで重量も軽い。standardとの大きな違いはディスクブレーキがリムブレーキ(キャリパーブレーキ)になり、ステムの長さが固定になったというもの。実際に乗っていてキャリパーブレーキで不足を感じることはほぼないし、standardモデルのステムは身長が170㎝以下の人にとっては長すぎると感じることもあると想像されるので、素のままBirdyを味わうなら、このモデルを選ぶのも十分にありだと思う。実はブレーキ台座の位置を変えることで20インチ化にも対応できる。

ただ、履けるタイヤの太さに制限があるので、Birdyのカスタムの自由さを味わうならば、standardを選んだ方が良い。

 

 

Birdy GT

マッスルな感じのモデル。なお自分で買っておいてあれだけど、これが一番立ち位置が難しいモデルかもしれない。。。

このモデルの位置づけは、小径車でオフロードも含めた道を走って冒険やキャンプをしようというもの。太いブロックタイヤと制動力の高い(?)半油圧ブレーキ、落ち着いたカラーリングはイメージを体現しているけど、実際には小径車でオフロードを走るのは厳しい。太いブロックタイヤ(シュワルベ ブラックジャック)は並行輸入品が7000円くらいで買えるので、standardを買ってタイヤを付け替えれば安価にGTっぽいものができる。

ただ、吊るしで乗るのだったら、standardに比べて1速多い変速(10速)と、ホローテック2タイプのBB、クランクは良いかもしれない(ただし、クランクは中空ではないのが残念)。

 

 

Birdy R

Birdyに快速性を求めるならばこのモデル。
公式で「走りを極めたシリーズ最速モデル」と銘打ってロードバイクに匹敵する走行性能と言っているモデル。

20インチにインチアップしたスポーク数の少ないスポーツ性の高いホイールを採用し、前傾姿勢が取りやすいようにステムの前傾角度をきつくし、ホローテック2タイプのBB・クランクを装着し、ロードバイク用の11速シマノ105のコンポを採用している。

舗装路をスポーツ的に走るならばこれを選べば間違いない。。。のだが、そもそも約40万円だすならばそこそこ性能の良い(Birdy Rに比べればかなり走行性能の高い)ロードバイクはともかくとして、その他の走りに性能を振った折りたたみ自転車のほぼ全てが買えるんだよね(そもそもstandardの時点でそうだけど)。

あと、standardからここまで変更するならおそらくドロップハンドルにしたくなると思うけど、Birdy Rのステム角度にドロップハンドルを付けるとおそらくハンドルが遠くなりすぎる。それと、ステムを一番下まで下げてもハンドル位置が高くなりすぎる(身長182cmの私が乗って、ハンドルとサドルの高さが大体同じくらい)。
その為、身長170cmぐらいの人がドロップハンドルにしてロードバイク的に乗るならば、Birdy Airのステムに替える必要が出てくる。そして、ロードバイク的に乗るならば重量は軽い方がよいし、タイヤは細くしたいだろうから、そもそも安いAirを選んで20インチホイールとドロップハンドルに換装するのが賢い、となる。

 

以下に各モデルの比較表を示す。「〃」というのはstandardと同じという意味である。

 

モデル Standard Air GT R
ホイール径 18HE 18HE 18HE 20HE
マットチャコール
サテンメタルグレイ
グラファイト
ウイスキーブラウン×ブラック?
マーキュリーグレイ
ファイヤーレッド
パールホワイト×マットブラック
マットブラック
ミリタリーグレー
レッド×マットブラック
ブラック×スコッチブライト
レッド×スコッチブライト
ヘッドセット Semi integrated 1-1/8"
シートポスト birdy SP61R.1 34.9mm
black anodized w/ laser scale
リム Alex DA16 black anodized Alex Crostini Hubsmith 406 alloy wheel set
タイヤ CST C1763 18×1.5 Schwalbe Kojak 18x1.25 Schwalbe Blackjack 18x1.9 Panaracer Minits Tough 20x1.25
ハブ F: birdy 32H / R: Shimano Alivio 32H F: birdy 24H / R: Shimano
FH-T4000 Alivio 24H
F: birdy Disc Brake Hub 32H
R:birdy Disc Brake Hub 32H?
Hubsmith alloy wheel set
F: 24H R:24H
BB 68/113mm steel axle BB PartsIntegrated Integrated 68mm Integrated 68mm
スプロケット

Shimano CS-HG400 9speed
11-32T

Sram PG-1050 11-32T Shimano 105 road 11-28t
チェーンホイール Birdy 52T w/ double CG BIRDY 52T w/ double CG BIRDY alloy narrow wide
Rディレーラー Shimano Sora 9 speed Sram X5-A1 10spped Shimano 105 11spped
シフター Shimano Sora 9speed Sram X5 Trigger Sshimano SL-RS700
ペダル VP-199A black cage w/BS reflectors Alloy 1 piece Alloy 1 piece
ハンドル Alloy #6061T6 drawn-butted,
31.8x540mm 12degree
AL6061Drawn-Butted
31.8×520mm 5Degrees
Alloy DB flat bar
31.8 ×540mm 10Degrees
Alloy DB flat bar 31.8 ×540mm
10Degrees
ステム Birdy double lock adjustable stem
21degree or 10degree
Standard folding stem
19.2 Degrees
Birdy double lock adjustable stem
21 Degrees
ブレーキ本体 Avid BB5 Dual pivot road caliper Juin tech GG-R1
Hydraulic caliper , 160mm
TRP Spyre SLC disc
ブレーキレバー Shimano Alivio 3 fingers Shimano BL-R550 Tektro alloy TRP
サドル Velo Spors birdy w/ti-rail birdy sport saddle w/ti-rail Selleitalia Boost
重量(ペダル含まず)(kg) 11.4 9.87 10.3 11
価格(万円) 28.6 25.3 33 39.6
standardとの価格差 -3.3 5.4 11

standardとGTの価格差5.4万円はちょっと開きすぎかな。Rが11万円高いのは、24Hの20インチBirdy用ホイールの入手性も鑑みて、まぁ妥当な気もする。

 

以下、各モデルはどのような人が選んだらよいかを書いてみる。

 

〇Standard
Birdyに興味を持って、まず乗ってみたい人
・後々改造などをして自分好みにカスタマイズしたい人
・すでにスポーツ自転車に乗っていて、手持ちのパーツがあって初めからカスタムしたい人

 

Air
・とにかく安くBirdyに乗ってみたい人
・吊るしで乗りたい人
・凹凸の少ない路面を主に晴れの日に多く乗る人
ロードバイク的に乗りたいが、手持ちのパーツがあり、ディスク化はせずに部品交換で快走使用を作りたい人
輪行をするので、持ち運びの手軽さ、軽さを求める人

 

〇GT
・ワイルドさにひかれた人
・吊るしで乗りたい人
・荒れた路面、雨の日など、悪コンディションでも乗りたい人

〇R
・吊るしの状態で舗装路の走行性能の高さを比較的安価に楽しみたい人
 (絶対的な価格は高いけど)

 

次回はその他のモデルを見てみよう。

birdy カスタマイズ(1)

今回はハンドルとサドルを替えてみた。

 

birdyのカスタムの方針は「長時間ストレス少なく舗装道路を走る」というもの。ノーマルの状態で走ってみて気になったのはハンドルとサドル。
ハンドルは、これまでドロップハンドルに慣れていたので(特に前傾ポジションの時)、フラットハンドルでは腕、手首の角度に違和感があるというもの。
サドルは細すぎてお尻に食い込む、というものである。

 

ハンドルはドロップハンドルにすれば良い、気がするのだが、ドロップハンドルは現在クレイジーシープ コリデールにつけており、ポジション確認の為だけにbirdyに付け替えるのも億劫である。戻す可能性もあるので。

そんなことを考えながら部屋を片付けていたら、丁度良さそうなハンドルが出てきた。

Velo orangeのPorteur(ポーター)ハンドルである。

 

 

 

以前↑の本を読んで、「前傾じゃない方が結果として楽に長く乗れるということがあるかもしれない。ただ、手首の角度は90°の方が良いな」と考えて買ったハンドルである。おそらくBromptonにつけようと思って買ったのだと思う。結局付けなかったけど。

 

ちなみに、Bromptonにカーブしたハンドルを付けた例として、
BlUE LUGさんのスタッフバイクが参考になると思う。

bluelug.com

さすがプロだけあってすっきり自然に取り付けてある。

 

 

ドロップハンドルと違いポーターハンドルならば、ブレーキ、シフター、グリップはノーマルの物が使えるので気軽にポジションが試せる。それと、購入時にbirdy R用のステムに変更することでハンドルポジションを前方にシフトさせてるので、ハンドルで手前に引くと良いのではないかという考えもあった。

 

取り付けてみた。グリップが長いので、ブレーキ、シフターはかなり奥に位置している。

上から見た図。ブレーキに干渉する為に、シフターはかなり奥側に取り付けている。ただし、シフト操作は問題ないようだ。

なお、ポーターハンドルのクランプ径はφ25.4mm。birdy Rステムのクランプ径はφ31.8mmなので、シムを介して固定した。

アマゾンで約600円だった。

 

ちなみに、ドロップハンドルではなくポーターハンドルを使う利点として折りたたみサイズを小さくできる可能性がある、ということがある。ちなみに折りたたんだ姿が以下である。

ハンドル右部が車体を避けており、左部がスポーク間に入っている。これがもしドロップハンドルだと、ステムの前方にハンドルの湾曲部、シフターが張り出し、折りたたみサイズがかなり大きくなってしまうし、持ちにくくなってしまうだろう。

 

 

次にサドル交換。

ロングライド界隈で有名な「ふぃりっぷさん」

ふぃりりん (@ymp1032) / Twitter

が、以前お勧めしていた(はずの)サドル。肉厚でお尻が痛くならなさそうだし、そんなに高くないしで買っておいた。

 

純正と比べるとかなり幅広く、肉厚。個人的には、サドル後部の幅はこれぐらい欲しいけど、先端部はもう少し幅狭いと良いな。内股が擦れるので。

 

 

夜中に試走してきた。

ポーターハンドルはかなり良い。手首の角度はちょうど良いし、持つ部分の前後長さに余裕があるので、リラックスポジションからある程度の前傾姿勢まで変えられる。
ドロップハンドルの場合、リラックスポジションになるとストレート部分を持つことになり、手首が腕と角度90°になってしまうのだが、ポーターハンドルならばそんなことはない。これは是非ロングライドで試したい。

サドルは乗り始めは適度なクッション性と幅広いサドルで調子よかったのだが、1時間くらい乗っていたらやはり内股が擦れてきた。でも、これは慣れるレベルかもしれない。

 

乗ってて気になったのは、ダンシングした時のフロント部のずれとタイヤの路面抵抗。
フロント部をダンシング時に左右方向に振ると、「ガクッ、ガクッ」となるのが結構気になる。おそらくサスペンション部がずれている為だと思われ、解決策としては「加茂屋」さんのサスペンションに替えて、サスペンション自体に横方向の剛性を受け持ってもらうことだと思われる。

www.kamoya-ne.com

↑これ。そのうち買いたい。

 

タイヤについてはスリックタイヤに替えることで解決できると思うが、太くて軽いスリックタイヤがないのが悩ましい。細くて軽いタイヤならあるが、路面の衝撃を吸収する為にある程度太い方が良いし、細くて良いとなると20インチ(406)へ変更の誘惑が出てきてしまう。

シュワルベのビリーボンカーズあたりが妥当だろうか。
スリックではないものの、18×2.0と太めな割りに300gと比較的軽量。ブラックジャックは18×1.9で425gなので、ビリーボンカーズに替えると前後で250g程度軽くなる。果たして私に違いがわかるだろうか。