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自転車成分多めの日常を記録するblogです

国道(酷道)352号ツーリング

「寒い・・・」
時計を見ると午前2時。
ずいぶんと早いが、布団がずれていた為に寒さで目が覚めたようだ。
昼間は夏のような陽気だが、朝は冷え込むのがこの付近の天気である。

1度目覚めるとなかなか寝付けない体質なので、2度寝は諦めて活動することにする。

天気予報によると、今日(6/18)は晴れとのこと。
天気が良いなら、ツーリングに行こう。


場所については悩んだが、
国道352号が完全に冬季閉鎖解除になったということで、
まずはそちらに向かうことにした。

ちなみに「完全」というのは、352号の中で、
新潟県側にある、枝折峠の解除が一番遅く、こちらが最近解除された為。
枝折峠に当たる箇所、
自動車は「奥只見シルバーライン」を通り、こちらの冬季閉鎖はないに等しい(はず)
ために、自動車だけ冬季閉鎖が早くなる。
(シルバーラインは、二輪車は通行禁止である)
なお、トンネル内の路面が常時水濡れしていて、
二輪車だと滑るというのが通行禁止の理由らしい。




早速出発。

午前3時半なので、真っ暗と言って良いほど。
カメラの高感度撮影により、画像はきちんと撮れている。
さすがソニーNEX-5R





霧降高原を抜けて、大笹牧場。
さすがに早朝だけあって、牧場はまだ開いてない。



栗山方向に抜けて、先週も通った交差点へ。

ここは左に曲がり、川俣方向へ向かう。



先週の栃木一筆書きの時は、土呂部から北西へ向かう林道
(田代山林道、川俣檜枝岐林道)は通れないと書いたが、
webで調べるとどうも、川俣檜枝岐林道は通れるらしい。
せっかくオフ車で来たので、林道を走ろう。

ちなみに、川俣檜枝岐林道は、川俣湖から行くルートと、
土呂部から馬坂林道経由で行くルートの2つがある。
今回はなんとなく馬坂林道経由で行くことにした。





土呂部の峠。ここから林道に入っていく。




馬坂林道と川俣檜枝岐林道の交差点に到着。

川俣檜枝岐林道の川俣湖方面は、通行止めらしい。
馬坂林道を通ったのが正解だったとは・・・





福島方面には抜けられるようなので、川俣檜枝岐林道を北上する。





川俣檜枝岐林道、走り始めは硬くしまったフラットダートで走りやすい。
ちなみに私のオフテクニックは、初心者も裸足で逃げるほど(?)
低い為、CRFやKLX、セローなどのいわゆるオフ車に乗っている人なら、
私が通った道はクリアできると考えてよいと思う。







いくら走りやすいと言っても、そこは林道。
さすがに砂利が深いところもあり、
普通の自動車ではなかなか厳しいものがあると思われる。
ジムニーなら大丈夫かな?





細かい砂利が深くなってハンドルを取られ、
「結構厳しいかも。もう限界!」と思ったところで
峠の頂上についた。






ちなみに、来た道を振り返ると通行止めの表記が。
まぁ、この道を「通行可能」と言っちゃうと問題ありそうだしなぁ。
しかし、「当分の間」というのもなかなか曖昧な表現だ。





ちなみに峠の頂上は帝釈山などの登山口になっている。
私もいつか登山をしたいと思ってるのだが、
今はバイクや自転車の方が楽しいので。






少々休憩した後、



福島県側に降りていく。
なお、福島県側は路面状態もよくスムーズに走れる。
道路の整備にお金をかけない(と言われている)
栃木との違いが現れているのだろうか。。。




ここで目的の国道352号に繋がる。

ここを左折して、新潟県を目指す。






10km弱走ると新潟県に入る。
ここから奥只見湖沿いを走るようになり、
酷道の真髄が味わえるのである。






洗い越しの看板と、
さっそくの洗礼である。
洗い越しとは、
「川に橋を架けずに
道路と川が平面交差している構造のことである。(wikipediaより)」
雨などで川が増水している時は洗い越しの通過は危険を伴うが、
最近の渇水気味の状況では問題ない。






くねくねした道を通り過ぎて休憩である。
山の間を抜けるので、フォトポイントというか、
ビューポイントはあまりない。





奥只見湖の終わり際に一枚。






この先が、奥只見シルバーライン枝折峠の分岐になる。
べ、別にシルバーラインなんて通りたくなんてないんだからね!
(実際、シルバーラインはトンネルばかりなので、あまり面白くない)






枝折峠は断崖絶壁沿いの風光明媚な快走路なのである。
二輪車なら、言われなくても枝折峠を選ぶだろう。



峠を降りた後は、352号を西に向かい、道の駅ゆのたにへ。
ここのおやきが美味しいのだ。

時間が早い為か、おやきが売ってない。
がーーんだな。。。
しょうがないので、包丁を冷やかしながら次の目的地を決めることにする。



さて次の目的地だが、実は特に決めてなかった。
新潟にこんなに早く着くとは思ってなかったしなぁ。。。
と、ふとネットを見ていると今日は宇都宮ブルベをやっていて、
友人が出ていることを思い出す。

そういえば、新潟に向かうはずだから途中で会えるかもと、
タイムスケジュールを見てみると、国道17号を南下すれば
三国街道でぶつかる可能性が高い。



そんなわけで国道17号。湯沢あたりまではまだマシだけど、
それより南はかなりアップダウンがある。
確かブルベの説明には、「三国峠を通ることで難易度を下げた」
見たいな事が書いてあったけど、大して下がってないような・・・



しばらく山道を走った後、苗場あたり(←湯沢の間違いでした)で
友人のazさんを発見。
声をかけたけどなかなか気付かず(必死で走ってるから当然だ)。
信号までついていって、信号前でコンタクト。
azさんの第一声は「なにしてんすかっ!(怒)」
そりゃ、一生懸命走ってるところに、
見知らぬオートバイ乗りからいきなり声をかけられたらねぇ・・・

本当は餞別を渡したかったところなのだが、ブルベの鉄の掟
「PC以外で参加者以外の支援を受けてはいけない」を考慮し、
激励のみにとどめる。


ちなみに写真を撮り忘れたので、
走り去って点になっていくazさんを。。。
(ちなみに無事完走したそう。さすがである。)




さて、本当に目的がなくなったので、帰ることにする。
ただ一直線で帰るのも面白くないので、水不足の危機に瀕しているという
利根川水系ダムを見に行くことにした。



まずは相俣ダム
実は、写真には撮ったものの、コレがダムだとは気付かなかった。






お次は矢木沢ダム。たぶんここの上部が一番ショッキングだろう。
川底が見えてるし。。。

ちなみに、テレビ朝日が取材に来てたみたい。





最後は奈良俣ダム

ここも水がだいぶ減っていた。

ちなみにこれが2年前の秋の様子。

今とだいぶ違う。





奈良俣ダムではダムカレー。
ダムに来たらダムカレーは常識(?)なのだが、
来ている客が全員ダムカレーを頼んでいたのには笑った。
それ以外を頼んだら、お仕置きでも待っているのだろうか。。。



ダムカレーを食べ終わった後、
藤原ダムを見ていないことに気付いたのだが、
体力の限界が近いことに気付き、帰路を急ぐことにした。



県道63号を走り、

坤六峠を通過し、




疲れがピークに達したので、白根温泉でそばを食べて休憩。

ここのそば、ロケーション的に調度良いので、
そこそこの頻度で食べる。
美味しくないわけではないけど、
店主こだわりの一品、と言うほどではないと思う。
ただ、温泉卵は美味しかった。




金精峠を抜けて

日光湯元、戦場ヶ原を抜けて終了。


3時半スタート、16時ゴールで、
家に着いた後、倒れるように眠りましたとさ。
多少、熱中症になりかけたかもしれない。
夏場は気をつけないとなぁ。