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自転車成分多めの日常を記録するblogです

ヤマハ YJPを見に行ってきた

自転車用アシストシステムであるところの「フリーパワー」が人気であるようだ。


ネットの口コミによると、
スポーツ用自転車に乗っている人、言い換えるとペダリングに気を付けている人にとっては
アシスト効果は薄いとのこと。
確かに公式webサイトを見るかぎりアシスト効果は高くなさそうだが。。。

いずれにせよこんなに話題になるのは、「自転車は漕ぐのが辛い」というのが、
皆の共通認識だからだろう。日本は坂が多いしね。


そこで出てくるのが「坂を登るのが楽」な電動アシスト自転車である。
日本での発売当時は、短距離の通勤、買い物に限定、といった感じだったが、
ヤマハがYPJ-Rというモデルを出してから、スポーツ用途としても認知されてきているようだ。
ただしバッテリーの容量が少なく、エコモードでも50kmを持たないらしい。


そんな中、ヤマハがYPJシリーズ第二弾を発表。バッテリーはエコモードで150km程度もつらしい。
これならサイクリングにも使える。
試乗車は少ないようだが、仙台のダイシャリンにあるらしい。早速行ってきた。




地下鉄泉中央駅で降りて、てくてく歩いてお店に到着。
泉中央駅では、怪しいグラサンをかけた外国人に声をかけられたw
宗教かビジネスの勧誘かな?




量販店にあるまじき、電動アシスト自転車の充実具合。
スポーツ車だけでなく、一般車の電動アシスト車の在庫も多く(そっちの方が多い)、
時代の流れを感じる。
むしろ、非アシスト車が少なくて驚き。




YPJ-ECを発見。早速試乗をお願いするが、
「YPJ-ECの試乗車は他店に行っててないんです」と言われる。
これは試乗車じゃないのかな?

バッテリー容量の少ないYPJ第一弾しか試乗車がないというので、
それに乗ることにした。
即購入するわけではないので、強く要求できないのが辛いところ。




気を取り直して、試乗車のYPJ-C。
アルミフレームの造形が凝っており、
艶消しの黒色もあいまってかなり格好良い。
所有欲を満たされそうだ。


「適当にそこらへん10分程度走ってきていいですよ」というお言葉に甘えて、
近くにある団地への急坂を登りまくる。


モード毎のアシストの印象としては、
・エコモード…アシスト効いてる?(車重を相殺する感じ)
・STDモード…お、効いてる効いてる。これがアシストかぁ
・ハイモード…笑いが止まらない!
といった感じ。
ハイモードは楽すぎて、人間を駄目にしてしまいそう。
なおあくまでアシストなので、ペダルを漕ぐのを止めるとアシストも瞬時に切れる、、
出ている速度から推測される程の空走はしないことに注意が必要かなと感じた。
特に登り坂でふらつきがち。


上の通り、アシストと言っても自走するわけではなく漕がなきゃ進まないので、
「自転車漕いでるなー」という楽しさはなくなるわけでなない。
つまり、サイクリング自体の満足感は削がれなく、その点は良いなと感じた。
「自分の脚力のみで走る苦労がいいんじゃないか」というドMの人は、
我が道を行って頂きたい…… その気持ち、わからなくはない。




左側からの写真。フレームが凝ってるのが分かるだろうか。


店員さんに、どんな人が買うんですか?と聞いたところ、
「君みたいな自転車趣味の人よりは、自転車に普段乗らない人。
健康診断でひっかかって自転車に乗りたいけど普通のでは登りが辛いという人、
自転車に興味がなかったけど、会社でアシスト車を見かけて乗らせてもらって
興味が沸いた人が多いですね。」
とのこと。
スポーツ自転車趣味人の裾野を広げることに寄与しているならば、
メーカーの思惑は成功していることになるのだろう。


なお、YPJ-Cを(Rもだろう)スポーツ用途として使う際に出やすい不満としては、
パーツの重さとのこと。
ホイールだけでもかなりの重さなのだが、
ハブにセンサーを取り付ける関係上、交換がしづらい。

あとは、YPJ-Cに関しては前述のようにバッテリー容量の問題があり、
YPJ-ECになることでそれは解消できるのだが、
車重がさらに増える。
(YPJ-C…15.4kg、 YPJ-EC…19.9kg)
あと、写真で見る限り、YPJ-ECのフレームは、YPJ-Cのように凝っていないように見えるので、
スタイルとしてはYPJ-Cの方が良い印象を受ける。


いずれにせよ、次回はYPJシリーズ第二弾のYPJ-ER,EC,TC を試乗してみたい。